出産準備品44点の金額と「買ってよかった物」まとめ
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【実例】不妊治療の費用は総額約32万円|体外受精までの明細と実質負担

子育て

不妊治療を考えはじめたとき、クリニックのホームページで検査や治療の単価は調べられても、「結局トータルでいくらかかるの?」が全然イメージできなくて不安でした。

ママ友
ママ友

不妊治療って、全部でいくらかかるんだろう…。助成金や保険でどれくらい戻ってくるのかもわからない!

ぽぽみ
ぽぽみ

私も同じところで不安でした!実際に払った金額を、受診日ごとに全部出しますね!

私はタイミング法から人工授精、体外受精まで進んで、1回目の移植で妊娠し、2026年4月に第一子を出産しました。不妊治療で払った費用は総額317,849円、助成金と保険の給付を差し引いた実質負担は51,849円でした。

この記事では、治療の時期ごとに、受診日別の明細をすべて公開します。治療の進み方も期間も本当に人それぞれなので、「こういう例もある」という記録として、これから治療を考えている方の参考になればうれしいです。

この記事でわかること
  • 不妊治療の費用の総額と時期ごとの内訳
  • タイミング法・人工授精・体外受精の受診日別の明細
  • 助成金と医療保険でいくら戻ったか
  • 2026年4月からの東京都の助成の拡大

※金額は私が通った病院での実例です。治療内容や病院、住んでいる自治体によって大きく変わります。


不妊治療の費用は総額約32万円

まずは全体像です。治療の時期ごとに、自己負担額をまとめるとこうなりました。

いちばん大きかったのは、やはり体外受精です。採卵から移植までの約1か月半で、全体の半分以上にあたる167,159円がかかっています。

時期期間自己負担額
タイミング法2024年8月〜2025年1月73,060円
人工授精(3回)2025年2月〜5月41,680円
体外受精(採卵〜移植)2025年6月〜7月167,159円
妊娠判定〜卒業2025年7月〜9月35,950円
合計317,849円

時期ごとの費用
タイミング法と人工授精は、1回の受診が数千円のことが多くて、1回ごとの負担はそこまで大きくありませんでした。

ただ、通院の回数が多いので、積み重なると期間ごとに4〜7万円くらいになっています。体外受精に進むと、採卵や移植など1回で数万円かかる日が出てきます。

助成金と保険給付
この費用は、東京都と区の助成金、それから私が入っていた民間の医療保険の給付で、かなりカバーされました。

項目金額
助成金(東京都・区)105,000円
医療保険の給付161,000円
合計266,000円

実質負担は約5万円
総額317,849円から、助成金105,000円と保険の給付161,000円を差し引くと、実質の自己負担は51,849円でした。

ただ、これは「助成金のある自治体に住んでいたこと」「保険の給付の条件を満たしていたこと」が重なった結果です。誰でも同じようになるとは限らないので、あくまで一つの例として見てもらえたらうれしいです。


タイミング法の費用

治療の入り口は、婦人科で受けたブライダルチェックでした。

そこから自分たちでタイミング法を試したあと、不妊治療の専門病院に切り替えています。専門病院では、排卵誘発の注射や薬を使いながら、4回タイミングを試しました。

専門病院に切り替えた理由
最初の4〜5か月ほどは、自己流でタイミング法をやっていました。

でも、私はもともと生理不順気味で、排卵のタイミングを自分の感覚だけでつかむのはかなり難しかったです。基礎体温をつけても「これ本当に排卵日合ってる…?」という手応えのなさが続いて、これはもう専門的に診てもらった方がいいなと判断しました。

病院は通いやすさで選んだ

病院選びの基準はシンプルで、「家から通いやすいこと」と「施設がきれいなこと」の2つだけでした。

結果的に、これがかなりよかったです。特に体外受精に進んでからは通院の回数が一気に増えたので、通いやすさのおかげで体力的にもメンタル的にも消耗を減らせたと感じています。待合スペースにPC作業ができるカウンター席や電源、Wi-Fiがあったのも、「もし待たされても仕事できるし」と思えて、通院のハードルが下がりました。

💡 病院選びでよかったこと
  • 家から通いやすい
  • 施設がきれい
  • 待合で仕事ができる(電源・Wi-Fiあり)

卵管造影は痛くなかった

専門病院では、改めて一通りの検査を受けました。

中でも印象に残っているのが卵管造影です。Xで「とにかく痛い」という体験談をたくさん見ていたので、かなりビビっていました。実際は違和感はあったものの、痛みはほとんど感じませんでした。ただ、モニターに薬剤が広がっていく様子がそのまま映し出されて、痛くないのに怖くて思わず顔がゆがんでしまいました。

タイミング法の明細

この期間の自己負担額は、夫の初回検査の費用も含めて73,060円でした。

受診日内容金額
2024/8/28スクリーニング検査23,100円
2024/9/12タイミング法1回目・血液検査・エコー2,470円
2024/9/18子宮卵管造影検査1日目12,300円
2024/9/19子宮卵管造影検査2日目・排卵誘発剤処方2,710円
2024/9/28エコー2,560円
2024/9/28夫:男性スクリーニング検査11,000円
2024/10/9血液検査・エコー3,450円
2024/10/23タイミング法2回目・排卵誘発剤処方800円
2024/11/3エコー2,270円
2024/11/10エコー・hCG注射2,700円
2024/11/29タイミング法3回目・排卵誘発剤処方740円
2024/12/7エコー・排卵誘発剤処方3,070円
2024/12/14エコー1,810円
2025/1/22タイミング法4回目・排卵誘発剤処方2,270円
2025/1/31エコー1,810円
小計73,060円

人工授精の費用

人工授精は、2025年2月から5月までに3回行いました。

人工授精をした日の費用は、1回7,000円前後〜8,000円台でした。3回分の合計は、夫の検査代も含めて41,680円でした。

3〜4回で区切ると決めていた
人工授精で授かれたらラッキー、くらいの気持ちで始めました。

人工授精とタイミング法で妊娠率はそこまで大きく変わらない、という情報も見ていたので、「3〜4回で区切りをつけて体外受精に進もう」とあらかじめ決めていました。

スケジュール調整が大変

人工授精は夫の協力も必要になるぶん、調整が増えます。

精子を持っていく時間帯も決まっているので、お互いのスケジュールを合わせるのがけっこう大変でした。さらに私は生理不順もあってか、卵胞チェックのために受診したら、すでに排卵していたこともありました。そのときは「仕事を調整したのに」「1周期むだにしてしまった」と考えてしまって、メンタルが削られました。

💡 人工授精で大変だったこと
  • 夫婦のスケジュール合わせ
  • 受診したら排卵済みだったことがある
  • 仕事の調整がむだになると、メンタルが削られる

人工授精の明細

この期間の自己負担額は41,680円でした。

受診日内容金額
2025/2/2人工授精1回目・ホルモン剤処方・hCG注射7,140円
2025/2/2夫:精液検査1,600円
2025/2/19排卵誘発剤処方840円
2025/3/4エコー2,730円
2025/3/8人工授精2回目・ホルモン剤処方・hCG注射6,990円
2025/3/8夫:精液検査550円
2025/3/26排卵誘発剤処方830円
2025/4/6エコー・排卵誘発剤処方2,280円
2025/4/11エコー1,670円
2025/5/7血液検査・AMH検査・エコー・排卵誘発剤処方4,470円
2025/5/13エコー1,670円
2025/5/16人工授精3回目・ホルモン剤処方・hCG注射・エコー8,390円
2025/5/16夫:精液検査2,520円
小計41,680円

体外受精の費用

人工授精を3回終えたあと、体外受精に進みました。

自己注射を始めてから移植するまでの自己負担額は167,159円です。1日で3〜4万円かかる日もあって、採卵の日は34,520円、移植の日は43,760円でした。

体外受精に進んだきっかけ
不妊治療を始めてから、Xで治療についてリサーチする時間がかなり増えていました。

体外受精は、採卵やそのための自己注射が怖くて、ハードルが高いなと感じていたんです。でも、ある方の「確率の高い体外受精に早めに進むべき」というポストを見て、それがきっかけで踏み切ることができました。人工授精と体外受精で妊娠率がかなり違うと知ったのも大きかったです。もちろんいろいろな考え方があると思いますが、私はそのポストに背中を押されました。

自己注射は最初の1回だけ

採卵に向けての薬の管理は、なかなか大変でした。お腹にシール状の薬を貼って2日に1回貼り替え、さらに自己注射も必要です。

最初はかなり怖かったのですが、病院で看護師さんが打ち方を丁寧に教えてくれました。卵胞を育てるペン型の注射器は針がかなり細くて、思ったより痛くなかったです。最初の1回さえ乗り越えられれば、あとは大丈夫でした。hCG注射は普通の注射器を使うタイプで、見た目はこちらの方が怖かったのですが、実際の痛みはそこまでではありませんでした。

注射器の保管で失敗

ひとつ失敗したのが、注射器の保管です。冷蔵庫で保管しなければいけない注射器を、うっかり室内に置いたまま忘れてしまったことがありました。

ここまで薬の管理も通院も頑張ってきたのに、これで台無しになったら…と泣きそうになりましたが、問題なく卵が育っていてよかったです。本当は、気づいた時点で病院に相談した方がよかったと思います。

💡 体外受精の反省点
  • 冷蔵保管の注射器は、置き場所を決めておく
  • 保管を忘れたら、自己判断せずに病院に相談する

体外受精の明細

採卵は問題なく終わり、4個の受精卵(胚)を凍結できて、そのうち1個を移植しました。私の病院では、採卵の結果を聞くために改めて通院する必要がありました。

受診日内容金額
2025/6/4自己注射・ホルモン剤・排卵誘発剤処方・血液検査23,030円
2025/6/11自己注射・エコー・ホルモン剤等処方4,410円
2025/6/15採卵術34,520円
2025/6/15夫:精液検査1,600円
2025/6/27体外・顕微授精・胚盤胞作成・ホルモン剤処方20,299円
2025/6/27先進医療(タイムラプス撮像法)30,000円
2025/7/4エコー・ホルモン剤処方9,540円
2025/7/18移植術・アシステッドハッチング・ホルモン剤処方43,760円
小計167,159円

妊娠判定から卒業までの費用

移植のあとは、妊娠判定から不妊治療の病院を「卒業」するまで、ほぼ毎週通院しました。

この期間は同じ病院で、途中から産科の診察に切り替わっていく形でした。産科の扱いになった診察は自費で、1回4,400〜5,500円かかっています。

判定のあとも通院が続いた
妊娠判定のあとも、hCGの数値やエコーで経過を見るために、1週間ごとに通院しました。

私の場合は判定のときのhCGの数値が低めで、卒業までの間は不安な日が続きました。このときのことは、別の記事でくわしく書いています。

→ 【体験談】判定日のhCGが低い…出血もあった私が不妊治療を卒業するまで

産科の診察は自費
妊娠が確認されてからは、同じ病院で産科の扱いの診察に切り替わりました。

産科の診察は健康保険が使えない自費で、この期間に3回、合計14,300円かかっています。不妊治療の病院から転院したのは、卒業したあとです。

判定〜卒業の明細
判定から卒業までの自己負担額は35,950円でした。

受診日内容金額
2025/7/27ホルモン剤処方・hCG検査3,650円
2025/8/1ホルモン剤処方・hCG検査5,850円
2025/8/12ホルモン剤処方2,910円
2025/8/12産科扱い(自費)・エコー4,400円
2025/8/19ホルモン剤処方・エコー6,830円
2025/8/23ホルモン剤処方・エコー2,410円
2025/8/26産科扱い(自費)・エコー4,400円
2025/9/2産科扱い(自費)・エコー5,500円
小計35,950円

助成金と保険給付の内訳

ここからは、戻ってきたお金の内訳です。

助成金は東京都と住んでいる区の2か所から、保険は妊活中に入った民間の医療保険から受け取りました。申請に必要な書類代は別にかかるので、そこも合わせて書いておきます。

東京都と区の助成金
助成金は、東京都と区から合わせて105,000円を受け取りました。

助成の種類東京都区合計
不妊検査・一般不妊治療50,000円25,000円75,000円
先進医療(タイムラプス)21,000円9,000円30,000円
合計105,000円

東京都の「不妊検査等助成事業」は、不妊検査や人工授精などの一般不妊治療の費用を、夫婦1組につき1回、5万円まで助成してくれる制度です。夫婦ともに検査を受けていることが条件です(出典:東京都福祉局 不妊検査等助成事業/2026年9月28日確認)。

先進医療の助成は、私のときは先進医療にかかった費用の10分の7が対象でした。タイムラプスの30,000円に対して、東京都から21,000円です。区の助成は、それぞれの区が独自にやっている上乗せなので、住んでいる区のホームページで確認しておくと安心です。

医療保険の給付
不妊治療のぶんだけで、民間の医療保険から161,000円の給付を受けました。内訳は、人工授精で25,000円、体外受精で136,000円です。

この保険については、別の記事でくわしく書いています。

→ 【実例】妊活中に入った医療保険で46万円給付|不妊治療〜出産の内訳

書類代は別にかかった
ここまでの金額には入れていませんが、申請のための書類代もかかっています。

別にかかった書類代
  • 助成金の申請書類:3,300円×2回
  • 保険の請求の診断書:5,500円
  • 紹介状:3,000円
  • 合計:15,100円

1つずつは数千円ですが、地味にかさむ出費なので、これから治療を始める方は頭の片隅に置いておくといいかもしれません。


今から治療を始める人へ

私が治療を受けたあと、東京都の助成制度が大きく変わりました。

2026年4月以降に始めた治療は、保険診療の自己負担分も助成の対象になっています。これから治療を始める方は、私のときより助成を受けやすくなっていると思います。

東京都の助成が拡大
東京都の「不妊治療費助成事業」は、2026年4月1日以降に始めた治療から対象が広がりました。

2026年3月までに始めた治療2026年4月以降に始めた治療
対象先進医療の費用だけ体外受精・顕微授精の保険診療の自己負担分と先進医療の費用
助成額先進医療の10分の7対象費用の全額
上限1回の治療につき15万円1回の治療につき15万円

1回の治療は、治療計画から移植後の妊娠判定までの一連の流れを指します。高額療養費などが支給された場合は、その分は差し引かれます。人工授精や、全額自費の体外受精は対象外です。新しい制度の申請受付は2026年10月1日から始まります(出典:東京都福祉局 東京都不妊治療費助成事業の概要/2026年9月28日確認)。

助成金には申請期限がある
助成金は、自分で申請しないともらえません。しかも、申請には期限があります。

東京都の不妊治療費助成は、1回の治療が終わった日が属する年度の末(3月31日)までが期限です。不妊検査等助成は、検査を始めてから2年以内です。治療を始めたら、期限は早めに確認しておくのがおすすめです。

医療費控除も使える
不妊治療の費用や人工授精の費用は、医療費控除の対象になります(出典:国税庁 質疑応答事例/2026年9月28日確認)。

ただし、助成金を受け取った場合は、その金額を医療費から差し引いて計算します(出典:東京国税局 文書回答事例/2026年9月28日確認)。保険の給付金も同じく差し引くので、受け取った金額はメモしておくと確定申告がラクです。


まとめ

タイミング法から体外受精まで、不妊治療で払った費用は総額317,849円、助成金と保険を差し引いた実質負担は51,849円でした。

この記事のまとめ
  • 費用の総額は317,849円
  • いちばん大きいのは体外受精で167,159円
  • 助成金105,000円、保険の給付161,000円
  • 実質負担は51,849円
  • 書類代が別に15,100円かかった
  • 2026年4月以降に始めた治療は、東京都の助成の対象が広い

1回の移植で結果が出たのは、本当に運がよかったと思います。この金額も結果も、条件が違えば大きく変わっていたはずです。誰かと比べるためではなく、「こういう例もあった」という記録として、役に立てたらうれしいです。

妊娠してからの費用は、こちらの記事にまとめています。

→ 【実例公開】妊娠・出産費用の内訳は総額140万円|実質負担50万円

ぽぽみ
ぽぽみ

不妊治療を考えている方、治療中の方が、望む結果を得られますように!

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